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カーシェアマッチングサービス「エニカ」を使うメリットとは

個人間でレンタカーのように車を貸し借りできるマッチングサービス「エニカ(Anyca)」の特徴と仕組みをまとめました。趣味で車を貸し借りしたい方に向けて、わナンバー以外でも車を貸せる理由や1日車両保険が強制加入になる費用的な問題などを徹底解説いたいます。

エニカ

エニカ公式サイトのメインビジュアル

エニカ公式サイトより画像引用

 

エニカ(Anyca)とは、新型車や高級車を含む1,100車種以上の車に乗れるカーシェア・レンタカーサービスです。
大きな特徴は、個人が所有している自家用車をオーナーとして貸し出して収益化できることです。
個人間で車の貸し借りができるマッチングサービスとも呼ばれるエニカの特徴をまとめました。

 

レンタカーとの違い

レンタカーやタイムズなどのカーシェアは、「自家用自動車の有償貸渡」というサービスに分類され、営業するには運輸局の許認可と有償貸渡用に登録した「わ」もしくは「れ」ナンバーの車両が必要です。
エニカは「自動車の共同使用」という形式で、事業としての貸し出しではなく個人の所有している車の費用を分担して一緒に使う名目になっています。

 

レンタカー業(自家用自動車有償貸渡業)で定められた法律の隙間をついたサービスですが、エニカはあくまでも事業としての貸し出しではないため、わナンバー・れナンバーの車は登録できません。

 

たとえば、個人が所有している車を家族や親族、友人・知人に貸し出しするのは何も問題がありません。
車を貸し借りした際に、ガソリン代とは別にタイヤやオイルなどの消耗や月極駐車場代・自動車税・保険などの維持費分を考慮したお礼で、金銭の受け渡しをするのは自然なやり取りです。
エニカはインターネットを通じて、第三者と個人間での車の貸し借り(共同使用)ができるマッチングサービスです。

 

趣味の幅が広がる

カーシェアのキャンピングカー
エニカは業者によるレンタカー・カーシェアに比べて以下のメリットがあります。

 

  • 新型車や高級車に乗れる
  • 趣味に特化した車を貸し借りできる(キャリア付きSUVでスノボーに行くなど)
  • キャンピングカーやスポーツカーに乗れる
  • ペット同乗可能な車を借りられる
  • 店舗ではなく待ち合わせ場所で車の受け渡しができる
  • オーナーによってはスマートデバイスを使って対面せずに車の受け渡しが可能
  • 様々な料金プランがある
  • 趣味目的で所有している使用頻度が少ない車を収益化できる

 

趣味に向いている車が必要な方は、エニカを利用する価値が大きいです。
オーナーが定めた利用条件によっては、スキー・釣り・キャンプなど車内を汚しやすい使い方が認められるケースもあります。

 

1日車両保険加入が必須

エニカはトラブル防止を目的に、1日保険の「カーシェアプロテクト」の車両保険に加入しないといけません。
保険料は車両保険の設定額によって異なりますが、1日あたり3,000円~です。

 

カーシェアの表現を使われることもあるエニカですが、タイムズなどのカーシェアとは違って短時間の利用には向いていません。
1日車両保険によって事故・盗難のリスクをカバーしていますが、他にも取り決めした受け渡し日時に遅刻されるなど個人間取引ならではのトラブルリスクもあります。

 

評価の確認や事前相談を通じて、相手の信頼性を確かめて取引するようにしてください。
双方が信頼関係を築く必要があるため、予約で空きがあってもオーナーから貸し出しを断られる場合があります。

 

通常のレンタカーに比べて向き・不向きがあるので、しっかりリサーチすることが大切です。
常にエニカだけを使うのではなく、シーンに応じて通常のレンタカー・カーシェアと使い分けるとよいでしょう。

 

エニカ(Anyca)のまとめ

車のキーを持つ女性の手
エニカ(Anyca)は趣味系のマッチングサービスとして新しい風を吹かせているサービスです。
上手に使えば趣味の幅が広がり、普通のレンタカーよりも便利で快適に使うことができます。

 

しかし、汚れや傷などにシビアな車は個人間で貸し借りする際の注意点が多いので、安易な気持ちでの利用はおすすめしません。
まだまだ発展途上のサービスですので、最新情報も含めてしっかり調べて利用するようにしてください。

 

車両保険加入が強制になる特性から、安く車を借りたい場合は普通のレンタカー・カーシェアがおすすめです。
普通のレンタカーよりも細かい希望条件がある方は、エニカに登録して借りられる車両情報をチェックしてみてください。